みなさんこんにちは、Negaです。
今日は”自称ウィッグコレクター”の筆者が、ウィッグ初心者の方にも分かりやすくウィッグについての基本的なことから「失敗しないウィッグの選び方」と「ウィッグを違和感なく見せるためのコツ」をご紹介致します。
ちなみに今回の記事ではコスプレなどで着用するウィッグではなく、あくまで「普段使いできるウィッグ」を中心に記事を書いています。
Contents
ウィッグを所有するメリットとデメリット
最初に基本的なこととして、ウィッグを所有する上でのメリットとデメリットをご紹介致します。
1.気分によってイメチェンすることができる
2.複数のカラーやヘアスタイルを選べる
3.元々の髪質や髪色をウィッグでカバーすることが出来る
ウィッグを着用したい理由は、利用するシーンや人によって様々だと思います。
例えば、普段仕事や会社などの規定でヘアスタイルを自由に変えることができない方は、休日だけでも普段できないヘアスタイルを楽しみたいですよね。
逆に現在の髪色やヘアスタイルでは仕事で与える印象などに支障が出てしまう場合にも、ウィッグを着用することでそれをカバーすることも出来ます。
筆者の知人の中には髪を染めているため仕事中は黒髪のウィッグを着用している、という方や元々の髪質(天然パーマなど)では出来ないヘアスタイルにするために着用している、という方も居ました。
筆者自身も10代の頃、ドラッグストアでアルバイトをしていて猫っ毛の絡まりやすい髪を毎日アップにするのが大変でしたので、ショートヘアのウィッグを着用していたことがあります。
(ちなみに、一緒に働いている同僚たちには自分からウィッグだと告白するまで誰にもバレませんでした。)
このようにウィッグはカラーや髪の長さなどが豊富なため、様々な理由に対応できることが一番のメリットと言えそうです。
・頭の形やウィッグのサイズによって合わないこともある
・お手入れが必要
デメリットと言えるかは分かりませんが、ウィッグ選びは本当に山あり谷ありなので、自分に合うウィッグかどうかを最初から見分けるのは大変です。
特に初心者の方は初めてのウィッグで失敗してしまうと、次のウィッグ購入時にも臆病になってしまいますよね。
ハッキリ言ってしまうと、ウィッグは工夫せずにそのまま着用して100%自分に馴染む!というのは本当に稀です。(特に、安いウィッグは自分に馴染むような工夫が必要です。)
またウィッグは持ちを良くするために、使用後のお手入れも必要です。
お手入れは少し面倒だと感じるかも知れませんが、ウィッグは段々と使用者に馴染んでいくものでもあるので、是非定期的にお手入れしてほしいと私は感じます。
どうしてもアレンジやお手入れが億劫…という方はお金を無駄にしないためにも少しウィッグ購入を見送られた方が良いかも知れません。
今回の記事では、初心者の方にも分かりやすく購入前の自分に合うウィッグ選びのコツから、お手入れの方法などをご紹介しているので、これらのデメリット(?)が気になる方は、是非参考にされてくださいね。
ウィッグはどこで購入するのが良いの?
値段によって差はあるの?
ネット販売が主な印象のウィッグですが、現在はウィッグ専門の直営店も随分と多くなりましたね。
専門店では店員さんからアドバイスを貰ったり、ウィッグの試着が出来ます。
またウィッグを購入した場合はセットを無料でしてくれるサービスがある直営店もありますので、身近にウィッグ専門店がある方はそちらに足を運んで実際に手に取って見てみるのをオススメ致します。
実際に足を運ぶには遠い…という方はネットでの購入がオススメです。
国内でネット購入できるウィッグ専門店をいくつかショップの特徴も合わせてご紹介致します。
1.高品質なウィッグを求める方には…*
「LINEASTORIA(リネアストリア)」
自然で高品質、そしてトレンドを押さえたおしゃれな天使シリーズがとても人気なリネアストリア。
ファッションウィッグの他に、医療用ウィッグも販売されており、通常の医療用ウィッグよりも低価額帯でありながら、高品質であるというところも購入者から評価を得ているようです。
美容室とコラボしたアレンジウィッグなども販売されており、見るだけでも楽しめるショップです。
2.お手頃価額で多様なスタイルが選べて、提携美容室も多数…*
「AQUADOLL(アクアドール)」
お手頃価額で多様なスタイルのウィッグが選べるアクアドール。ウィッグ専門店としては何年も前から有名なショップですね。
こちらもファッションウィッグの他に、医療用ウィッグも販売されています。
提携美容室を全国に拡大しており、購入後も美容師の方にそれぞれが似合うスタイルにウィッグのカットやアレンジをしてもらえるので、初めてウィッグを購入する方にも安心です。
3.若年層やおしゃれなファッショニスタにオススメ…*
「Brightlele(ブライトララ)」
普段使いできるファッションウィッグから、周りと差をつける個性的でおしゃれなウィッグ、コスプレ用ウィッグなど、シーンに合わせたウィッグを豊富に揃えています。
総手植えの医療用ウィッグもあり、全体的に価額もお手頃ですのでウィッグ初心者の方も”お試し用”として挑戦しやすいです。
ブライトララはウィッグの他にコスプレ商品も多く取り揃えているので、ハロウィンなどのイベント時に衣装と合わせてウィッグの購入を考えてみるのも楽しいですね。
4.ゆめカワな個性派ウィッグ?メンズウィッグや子供用も…*
「PRISILA(プリシラ)」
トレンドを取り入れたファッションウィッグから、個性的なゆめカワウィッグまで、幅広いスタイルが選べます。
メンズウィッグも豊富で、なんと子供用のウィッグまで取り揃えている珍しいショップです。
プリシラが推すゆめカワウィッグはカラーがとても鮮やかでイベントなどで目立ちたい時や周りに差をつけたい方にピッタリです。
ケア用品も豊富で、一通りのウィッググッズが揃えられるところも魅力です。
5.コスプレウィッグならカラーが豊富なココ!ファッションウィッグも…*
SwallowtaiL(スワローテイル)
普段使いできるウィッグを取り扱っているショップを主にご紹介していましたが、念のためこちらのショップもご紹介致します。
スワローテイルはコスプレやイベントなどで使用するウィッグの購入にオススメしたいショップです。
ファッションウィッグも取り扱ってはいますが、普段使いするウィッグを探すなら1~4でご紹介したショップで探されるのが良いかも知れません。
スワローテイルは豊富なカラーを取り扱っているのが魅力なので、コスプレやイベントなど、珍しいカラーのウィッグを探している方はショップを覗いてみるのをオススメします。
私自身が普段使いできるウィッグを購入する上で最もオススメするショップは「LINEASTORIA(リネアストリア)」、次いで「AQUADOLL(アクアドール)」、「Brightlele(ブライトララ)」です。
リネアストリアは自然でオシャレに見えるウィッグが多いので、何度か商品を購入しています。
またモデルさんの写真や着用レビューが豊富で参考にしやすいだけでなく、高品質でアレンジがあまり必要ないウィッグが多いので、はじめてのウィッグ購入で失敗が怖い…という初心者さんにもオススメです。
アクアドール、ブライトララはお手頃価額で色んなスタイルのウィッグを試せるのでウィッグ初心者の方はもちろん、イベント用など短期での着用をされる方にオススメです。また、アクアドールではケア用品なども購入しています。
そして、皆さんが気になるウィッグの値段によって品質に差はあるのか?と言いますとズバリあります。
やはり価額が高いウィッグほど抜け毛が少なく、また不自然なツヤなどが無い商品が多いです。
しかし、私自身の経験で言うとウィッグを自然に見せるために一番大事なことはウィッグの値段ではなく、自然に見えるウィッグの見分け方を把握することと、購入後にいかに自分の顔型に合うようにウィッグをアレンジできるか?ということです。
それによって低価額のウィッグでも周りの人に地毛だと信じ込ませるクオリティーにすることもできますし、逆にせっかくの高品質なウィッグを無駄にすることにも繋がります。
ではどういうことに気をつけたらいいのか?
下記にポイント別で分かりやすくまとめました。
購入前に…チェックしておきたいこと5つ
実際に専門店で購入する場合も、ネットショップで購入する場合も、着用した際に自然に見えるウィッグかどうか?の見分け方は簡単です。
POINT1 まず最初に見るのは「つむじ部分」。
*型(O型)ではなくI型のつむじのウィッグを選びましょう。

何故かというと、人の髪型はつむじ部分や分け目には地肌が見えていますよね。
ほとんどのウィッグにはこの地肌を再現した人口頭皮が存在しますが、これが全くない、または人口頭皮の面積が少ないウィッグが存在します。
人口頭皮の面積が広いウィッグは分け目などを変えてアレンジすることができるので、自然の髪のように見せることが出来ます。
しかしネットショップで購入する場合は人口頭皮の面積が広いかどうか?まで写真などで把握するのは難しいですよね。
そこで「つむじ部分」に注目して「I型つむじ」であれば、人口頭皮の面積が広いウィッグだと判断することが出来ます。
私がウィッグに興味を持ちだした6~7年前までは、O型つむじのウィッグが主流に出回っていてI型つむじのウィッグを探すのは一苦労でしたが、現在ではI型つむじのウィッグも非常に多く出回っています。
できるだけウィッグを選ぶ際は、つむじがI型になっているものを選ぶと失敗が少ないです。
POINT2 3種類以上の髪色(理想としては3~6色)をウィッグに使用しているかどうか?
人の髪は、単色の色では構成されていません。例え肉眼で見てあの人は黒髪、茶髪、金髪…など大体のカラーに仕分けることはできても、その1本1本は異なる色で構成されています。

単色で構成されたウィッグは人が持つ自然な髪の色ではないので、不自然に見えてしまうのです。
(ただし、コスプレ用などでは単色のウィッグもありだと思います。あくまで”普段使いのウィッグ”のことを指しています。)
これが人毛でつくられたウィッグであれば、元より人の髪を使っているのでとても自然だと思いますが、「人口毛」であるなら単色で構成されていないか?チェックしてみてください。
また最近では人毛と人口毛を合わせたウィッグも存在します。ただし、人毛が含まれたウィッグはやはり値段が高くなりますので、多くの場合は医療用ウィッグとして使用されています。
ファッションウィッグとして使用するのであれば、人口毛をオススメ致します。
個人的な意見としては人口毛でも上記のポイントに気を付けていれば、全然問題ないと感じています。
POINT3 自分の頭の形や大きさを把握する
皆さんは自分の頭の形や大きさについて考えたことはありますか?
頭の形(骨格)は西洋人と東洋人とでも大きく差があります。
西洋人は長頭形タイプ(横幅が狭く後頭部が出ている)の方が多いのに対して、東洋人は短頭形タイプ(横幅が広く後頭部が出ていない)の方が多いですよね。
また同じ日本人であっても、人によって頭の形だけではなく顔型も様々です。
丸顔、面長、卵型、ベース型、逆三角型などなど…東洋で理想とされているのは卵型ですが、実際には丸顔やベース型の方が多いですよね。
逆に西洋で理想とされているのはベース型のような骨格がハッキリとした顔型ですが、実際には卵型や面長の方が多いですよね。
(無いモノねだり…^^;)
少し話が脱線しましたが、正確に自分の頭の形や大きさを把握している方は少ないと思います。
日本のウィッグは、意外にもサイズが小さめに作られていることが多いです。(これについては、後で詳しく説明致します。)
ウィッグを着用されているモデルさんやマネキンをよく見ると、卵型や丸形の場合が多いですよね。
私自身は顔型がベース型なので、同じくベース型のモデルさんのウィッグ着用シーンを参考にしたり、自分の顔型と違うモデルさんであれば自分がウィッグを着用した際どのようになるか想像を膨らまします。
頭が小さく卵型のモデルさんであれば、自分が着用する際はもっと横に広がった印象になり、頭が大きく見えて自然なウィッグの着用感にはなりにくいです。
そこで、注意するポイント4つ目です。
POINT4 毛量や長さも重要!
頭のサイズが元々大きめの方は、毛量の多いウィッグを避けるのをオススメします。より頭が大きく見えて不自然になってしまう為です。
そしてウィッグは装着する際、ウィッグネットに地毛を入れ込んでその上からウィッグを着用しますよね。
これにより頭のサイズが元々小さめな方でも、地毛の毛量が多い(または長い)方はウィッグネットに入れ込む毛も多くなるため、少しサイズにゆとりにあるものを選ぶ必要があります。
そしてウィッグの毛量だけでなく、ウィッグの毛の長さも気を付けたいポイントです。
最も気を付ける必要があるは、ショートやボブのウィッグです。
元々の頭のサイズが大きい方は、理想のスタイルよりも若干毛が長めのウィッグを探してください。
例えば少しボブヘアにしたい場合、あらかじめミディアムの長さのウィッグを探すのオススメです。元々の頭のサイズが大きめの場合は、着用すると思ったよりウィッグの毛が短く感じられるためです。
もし長すぎる場合であっても、カットすることで調整できるので購入時の失敗を防げます。(※)セルフカットのコツは下記でご紹介しています。
元々の頭のサイズが小さい方はその逆です。理想とするスタイルより、若干毛が短いウィッグを選ばれてくださいね。(モデルさんは頭が小さい方が多いため、そのまま参考にされてもいいかも知れません。)
これによりセルフカットの必要を減らすことができるので、購入前に意識されてウィッグを選ばれてみてくださいね。
POINT5 アレンジするなら、高耐熱ウィッグがオススメ
ウィッグは持ちをよくするために、手洗いなどのお手入れが必要なものです。
手洗いした後はドライヤーで乾かします。また、乾かした後にウィッグをセットする際はヘアアイロンが使用できる耐熱性のウィッグだとアレンジの幅がより広がります。
ほとんどのウィッグは説明箇所に耐熱性かどうか?また何度まで耐熱してくれるのか?を記載されているので、そちらもチェックされてみてください。高耐熱であるほど、ウィッグの持ちも良いです。
さて、以上が購入前にチェックしておきたいポイント5つです。
自分の頭のサイズや毛量、長さを把握してウィッグに慣れてくると、写真やレビューを参考にしただけでそれが自分に合うウィッグかどうか判断することが出来ます。
初心者の方は少し判断が難しいかも知れませんが、この点を意識するだけでも購入時の失敗を減らすことができるので、是非この5つのポイントを参考にされてみてくださいね。
日本のウィッグと韓国のウィッグの違い
この辺りで少しお隣韓国のウィッグについても皆さんの参考になると思いますので、ご紹介したいと思います。
日本のウィッグはとても高品質で不自然なツヤがないものが多いです。
そして「毛量が非常に多い」です。ウィッグの毛は抜けていくものなので毛量が多いことは良いことだと思います。
ですが、私の場合は毛量が多過ぎると頭が大きく見えてしまう原因になるので、なるべく毛量の少ないウィッグを選ぶようにしています。
日本のウィッグは梳いても梳いても、ボリュームがある印象です。
その点、韓国製のウィッグは毛量が少ないものが多いです。その為あまり手を入れる必要がないので、私は気に入っています。
これは本当に個人の好みだと思いますので、頭の隅に入れてウィッグ選びの参考にしてくださると幸いです。

ウィッグの装着前に
ウィッグは購入時、髪型のセットがされた状態で届くのでそのまま着用される方が多いと思います。
しかし、痒みなどのトラブルを防ぐために着用前にウィッグを手洗いするのを私はオススメします。またウィッグの癖が強すぎる場合も、洗うことにより少し癖を抑えることができます。
ウィッグの洗い方はウィッグをよくブラシで梳かしてから、自分の髪と同じように丁寧にシャンプーをしたあとコンディショナーやトリートメントなどをつけて洗い流します。
しっかりとウィッグを洗い終えたら、タオルドライしたあとドライヤーで乾かしていきます。
そのままの状態で乾かしても問題ありませんが、できればウィッグスタンドに置いてウィッグを乾かされてください。変な癖などがつきにくくなります。
乾かす際はウィッグ専用オイルなどをつけるとウィッグの持ちが良くなります。
(ウィッグ専用オイルを持っていなければ洗い流さないトリートメントや通常のヘアオイルで代用できますが、つけすぎには注意してください。)
着用する前にウィッグを洗うことによってウィッグ特有の匂いを軽減したり、かゆみなどを防ぐことが出来ます。
ドライヤーでウィッグの髪をよく乾かした後は、そのままウィッグスタンドに置いた状態で涼しい場所に1日以上置いておくと、ウィッグ内部の布地部分までよく乾きます。
ウィッグの着用方法
①ウィッグをブラシでよく梳かす。
①ウィッグネットを頭からかぶり、首まで通す。
②ネットを額や耳の後ろまで引き上げて、地毛を全てネットに入れ込む。
③アメピンなどでネットを固定し、調整する。
④不自然な凹凸などがないか確認できたら、ウィッグを裏返し布地部分を持つ。
⑤先ず前頭部の方からウィッグをかぶり、前髪の位置を決める。
⑥後頭部まで深くウィッグをかぶり、鏡を見ながら全体を調整する。
大まかの装着方法は以上となります。
地毛が長い方はウィッグネットを装着する前に髪をサイドで二つに分けて三つ編みにしてからネットに入れ込むとよりボリュームを抑えることができます。
また、ウィッグと地毛の髪色が同系色である場合は、前髪やサイドなどの髪を少し出しておくとよりウィッグが馴染みやすいです。
また最近のウィッグネットは地肌に近い肌色ネットや、産毛がついたウィッグネットなども存在しますので、気になる方は是非探してみてください。
分け目や生え際がより自然に馴染んで、ウィッグだとバレにくくなります。
自然に見せるために…セルフカットのコツ
多くのウィッグはそれぞれの顔型に合わせるために、あらかじめ前髪が長めに作られています。
そのため、前髪を自分に合うようにカットする必要があります。
(勿論、最初からカットが必要ない場合もあります。)
ウィッグを装着して前髪が長い…合わない!とガッカリされるのはまだ早いです。
何故なら自分に合う前髪を作ることが、購入後のウィッグを馴染ませるために一番大事なことだからです。
そして、全体的に毛量が多いウィッグは頭が大きく見えてしまうため少し梳く必要があります。
セルフカットは少々面倒くさいかも知れませんが、是非自分に合うオンリーワンのウィッグにするぞ、という気持ちで取り組んでくださいね。
もしセルフカットが不安であれば、美容院でカットしてもらう方法もあります。ウィッグのカットをしてもらえるかどうかは美容院によって違いますので、電話で問い合わせてみるのをオススメ致します。
それではここからはセルフカットのコツをご紹介します。
Step1 ウィッグを全体的に梳(す)いて毛量を減らす
(※)毛量を減らさなくても丁度良い場合は、Step2に進んでください。
毛量を全体的に梳きたい方は、最初はウィッグスタンドにウィッグを置いた状態でカットするのがオススメです。
(ウィッグスタンドが無い方は、新聞紙などを丸めて自分の頭のサイズのボールを作ってそれに被せたり、スタンドとして代用できるものがあれば是非そちらを使用されてください。)
何故ウィッグスタンドがあった方がいいのか?というと、ウィッグを梳いて全体のボリュームを落としたい場合は、毛が植え込まれている根元の方からカットして、少しずつ全体の量を調整する必要があるからです。
ウィッグを着用した状態でカットすると根元がどこか分かりづらく、また切りすぎることによって折角のウィッグを台無しにしてしまう可能性もあります。
ウィッグスタンドは比較的安く販売されていますので、心配な方は是非取り入れてみてくださいね。
それでは準備ができましたらウィッグを梳いていきます。
ウィッグの毛を少量取り、植え込まれている根元からカットします。(梳き過ぎるとウィッグネットが見えたりしてしまうため、本当に少量ずつ)
全体的なバランスを見て、違う箇所をまた少量取り、根元からカットします。この方法を何度か繰り返します。
この時、頭頂部に近い毛はあまり梳きすぎないように気を付けてください。(頭頂部に近い毛を梳き過ぎるとウィッグネットなどが見えやすくなる原因になります。)
全体的に軽く梳けたな、と感じたら一度ウィッグを着用してください。まだボリュームが多いな、と感じる場合はもう一度ウィッグを外してスタンドに置き、少量ずつ梳きます。
“ウィッグの毛量を減らしたい方”は、この方法を取ってください。レイヤーカットなどの技術が必要なカットよりも、こちらの方法は失敗が少ないため初心者の方にもオススメです。
毛量を減らさなくても丁度良い場合は、この方法は取らず次のステップに進んでください。
Step2 前髪のカットと、ウィッグ全体の毛の長さを調整する
前髪のカットは、あらかじめウィッグをかぶってから取り組むのがオススメです。
この時ウィッグは適当に着用したりせず、ウィッグネットを上記で紹介した”ウィッグの装着法”でしっかりと着用してください。
頭頂部の位置や前髪の位置が変になってはいないか?合わせ鏡などで後ろの方もよく確認してくださいね。
確認ができましたら、自分の理想の前髪の長さにカットしていきます。
パッツンではないナチュラルな前髪にしたい方は、ある程度の長さにカットしたあと、ハサミを縦に入れてカットし仕上げることで自然なシャギー感が生まれてナチュラルな前髪にすることが出来ます。
シースルーバングにしたい方は、Step1で紹介した”根元からカットする”を実践してください。(梳き過ぎ注意です!)
この時も頭頂部に近い毛はあまり梳かないように気を付けてください。
そしてウィッグ全体の毛の長さが少し長すぎるかな?と感じる方も、ウィッグを着用した状態でカットすることをオススメ致します。
ウィッグをさらに自然に見せる簡単なアレンジ
ウィッグを着用したあと、少し手を加えるだけでもっとウィッグを自然に見せることが出来ます。
多くの人が実践しているのは帽子を着用する、カチューシャやヘアバンドなどの髪飾りをつけるなどだと思います。
帽子や髪飾りは基本的な方法ですが、できればそれらのアイテムなしでも自然に見せたいですよね。
特に、カチューシャなどは子供っぽく見えてしまうため大人の女性は少し躊躇してしまいますよね。
そんな時にはウィッグの分け目を変えたり、分け目付近を少し立ち上げてふんわりさせるだけでも自然に見えます。
またヘアアレンジが得意な方は、ワンポイントで編み込みなどを入れてもとても自然な仕上がりになります。
是非これらの方法を取り入れてよりウィッグを楽しんでくださいね。
ウィッグを着用した後は…お手入れの方法
ウィッグを外したら、よくブラシで梳かしてから再びウィッグスタンドに置いて、涼しい場所に保管しましょう。
この時使用するブラシはウィッグ用ブラシだと尚良いです。もしお持ちでなければ、目の細かいコームなどではなく、目の粗めなブラシを使用されてくださいね。
(目の細かいコームなどを使用してしまうと、ウィッグの毛が多く抜けてしまう原因になります。)
もしウィッグ用オイルスプレーなどのケア用品をお持ちであれば、それらでウィッグのケアも同時にしてあげてください。
ケア用品を使うことで静電気を抑え、ウィッグの艶を長持ちさせてくれます。
また、着用後のウィッグは毎回ではなくとも「ウィッグの装着前に」でご紹介したウィッグの手洗い方法を実践することをオススメ致します。
是非これらに気を付けて、お気に入りのウィッグを長持ちさせてください。
最後に…
いかがだったでしょうか?
ウィッグは簡単に自分の印象をガラッと変えることができるのでとても魅力的ですよね。
是非今回ご紹介した記事を参考にして、お気に入りのウィッグを見つけてくだされば幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

(サムネイル画像引用:Pixabay-Free-Photos様より)
(イラスト引用:イラストAC-nanaign様より)