お役立ち情報

自転車を売るときに必要な防犯登録解除って?売却時のお店選び!

 

みなさんこんにちは!

2019年の1月に、以前に近所のホームセンターで購入した自転車が引っ越しを機に不要になったので、紆余曲折ありながらも、リサイクルショップで売却してみました。学んだことも多かったので、その経験を皆さんにシェアしていきたいと思います。

自転車を売ることになった経緯

実家から県外に1人暮らしを初めて直ぐに、引っ越し先があまり電車などがない地域で、車も所有していなかったため”仕事や買い物のための足”が必要だと思い自転車の購入を検討しました。

とりあえず友人に相談してみると、ありがたいことに車を出してもらえることに…!友人に連れられ、一番近いホームセンターに到着。

小さめなホームセンターだったこともあってかあまり選択肢もなく、また私自身が小柄な体格のため最終的に20インチのカゴ付き自転車を購入しました。

保険の加入や修理保証、防犯登録などの手続きを終えて、合わせて16000円程の費用が掛かりました。

とりあえずの移動手段を確保し、購入した自転車にほとんど毎日乗っていた筆者でしたが、そのわずか半年後に諸事情で都会の方へ移住が決まりました。

突然の移住が決まったのでその準備にバタバタしながらも、気付いたのは自転車の引っ越し先での必要有無…!

次に住む場所は都会の方の街だから移動手段も多いし…
むしろこの自転車を引っ越し先に持って行く労力や費用を考えると、手放すか売却したほうがいいかも?

(画像引用:イラストACnanaign様より)

と思い立ち、購入した自転車を手放すことにしました。

自転車の売却や人に譲る際には、防犯登録の解除が必要

さて、早速自転車を引き取ってもらうことを考えた筆者でしたが、自転車を手放す前にやらなくてはならないことがあります。それは防犯登録の解除です。

自転車を所有した際には防犯登録が義務付けられていますので、所有している自転車を手放す際には防犯登録の解除(抹消登録)も必要です。

また、以下に当てはまる場合にも抹消登録、または異動登録を行わなければいけません。

  1. 自転車を破棄する・売却する・返品する
  2. 自転車の譲渡
  3. 氏名・住所・電話番号などの変更

引っ越しについては県内であれば異動登録、県外であれば引っ越し前に抹消登録を行ったあと、引っ越し先での防犯登録を再度行います。

抹消登録や異動登録は各地域や自治体によって異なるとは思いますが、警察署や交番、自転車の登録指定店などで行えるそうです。

私が住んでいる自治体のホームページには、登録指定店、または警察署(交番不可)にて抹消登録を行えると記載されていたので、警察署へ行ってみることにしました。

実際に防犯登録の解除(抹消登録)をしてみる

引っ越しまでの期日が迫る中、早急に抹消登録を行わなければいけないので焦り始める筆者。抹消登録に必要なものを持って警察署へ向かいました。

抹消登録に必要なもの

■防犯登録カード
■登録されている自転車本体
■身分証明が出来るもの
■手数料(各自治体によって料金は異なる)

(防犯登録カードは防犯登録した際に必ずもらうものです。このカードを紛失している場合、再発行などで手続きがスムーズにいかない場合があるので、きちんと保管しておきましょう。また身分証明書は顔写真付きのものが良いかも知れません。筆者の場合、抹消登録の手数料は掛かりませんでした。)

これらを持って、警察署には土曜日の午後に友人と2人で行きました。この時リサーチ不足だったことや、忙しすぎて気付いていなかったのですが、本来抹消登録は平日に行うべきところ。しかし平日は仕事の都合もあり翌週にはもう引っ越しを控えています。警察署に到着してから平日でないと断られるかも知れないということに気付きましたが、ダメ元で行ってみることにしました。

警察署に到着し、入口付近で自転車を停める場所を探していると、一緒に来ていた友人が「先に中に入って、防犯登録の解除をしてもらえるか聞いてみるよ。ここで待っていて。」と。自転車をどこに停めていいかも分からなかったため、このまま放置するのは少し不安だと思いお願いしてその場で待つことに。

暫くすると、友人と警察署の方が一緒に出てきて「抹消登録される自転車はこちらですか?」と聞かれ、中に入るよう促されました。

警察署に入り、案内された椅子に座って手続きを待っている間、友人から話を聞くと最初は平日でないと駄目とやはり断られたようですが、たまたまその場にあとから居合わせた上司らしき方が「もしかして入口で待ってるあの自転車?」と友人に聞き、友人が「そうです。」と答えると「今日は時間もあるし申請書を書いてあげて。」と許可が下りたそう…!

なんと偶然筆者が中に入った友人を待ってる間に外ですれ違った男性がその方だったようで、本当にラッキーでした。(きっと何故こんなところでボーっと立っているんだろうと思われたことかと思います…。警察署の方すみません。)

筆者のようなケースは本当に稀だと思いますので、抹消登録は平日に予定を立てて行くのをオススメします。ほとんどの場合は自転車を持って行っても平日に来てくださいと言われて帰されることになると思われます。

それから友人は最初に断られた際に、警察署の方から「交番でもできますよ。」と言われたそうなのですが、上述したように筆者が住む自治体のホームページ上では交番不可と記載されていました。これについては抹消登録を行ってもらえるかどうか、最寄りの交番に直接問い合わせてみたほうがいいかと思います。

身分証明を終えて、必要事項を書類に記入し無事抹消登録の申請が完了。

最後に警察署の方に抹消登録理由を聞かれたあと、抹消登録カード控を受け取りました。
こちらは必ず受け取っておきましょう。売却の際に必要になります。

売却した自転車について

私が所有していた自転車は20インチの安価(本体価値としては12000円程度)のごくごく普通のカゴ付き自転車です。購入時、軽快車に分類されていました。売却した時は、下記の条件です。

■目立った傷や汚れは特にナシ
■購入した際に貰う保証書をきちんと保管している
■購入から半年程度
■抹消登録を終えて、抹消登録カード控を受け取っている

以上の条件でしたが、電動自転車やロードバイクなどの高価なものでない限りは、ほとんどの場合使用済みの自転車は無価値になってしまいます。場合によっては引き取ってもらうために料金がかかる可能性もあります。

自転車を手放すことを考えている方は、そのことを念頭に置いて考える必要があります。特に筆者の場合は突然の引っ越しで急いでいたため期日に間に合えば料金が掛かっても引き取ってもらうことを覚悟していました。

いくつかのインターネットを主流としたリサイクル業者に電話で自転車引き取りの見積もりを依頼してみる

さて、筆者は自転車を手放すために必要な手続き(抹消登録)をする前に、いくつかのリサイクル業者に引き取りの見積もりを出したり、その他の選択肢についても調べていました。

※ちなみにややこしいとは思いますが「引き取り」=”筆者自身が費用を負担して自宅まで自転車を不用品として回収してもらう”、または”直接自転車をお店に持ち込んで不用品として回収”してもらうことになります。

①A社
こちらは全国規模で不用品の買い取り、または不用品の回収を行っているというところでした。
問い合わせして自転車を引き取ってほしい旨を伝えると、「引き取り額は最低で5000円からのご負担になります。傷などの状態によってはそれ以上いただく場合もあります。依頼されますか?」とだけ言われました。自転車の状態も聞かれず、引き取り日時も分からないままとりあえず依頼するかしないか、だけをまず聞かれたので不安になり自転車には目立った傷がないことや購入時期を伝え見積もりをお願いしましたが、上記の同じ言葉で返答されたので少し考えますと伝えて電話を切りました。おそらく全国規模?なので、オペレーターの方がマニュアルに従った返答をしているだけなのだろうと感じました。

②B社
こちらは実店舗がなく、ネットメインで引き取りを請け負うところでした。メーカー名や写真などで状態を確認してから見積もりを出していただけるそう。
写真を送付し、メールでの見積もりの結果無料で引き取っていただけるとのことでしたが、予約が2週間先まであるとのこと。引っ越しの期日に間に合わないため、断念。また連絡自体もとても遅いことや実店舗がないことなども合わせて、依頼はしませんでした。

③C社
地域のリサイクル業者
こちらは傷の状態や購入時期などを詳しく聞かれ、見積もりの結果5000円程で引き取ってくださるとのことでした。集配ルートなどを詳しく教えてくださり、1週間後の午後に引き取りに来れるとのことや、もし自転車の防犯登録解除を行っていない場合は防犯登録カードがあれば登録の解除も行ってもらえるとのことでした。

④最寄りの自転車販売専門店
直接持ち込みに行く自転車販売専門店です。上述したようにほぼ価値のない自転車はお金を払って引き取ってもらうことになります。500円の費用が掛かりますが、引き取ってもらえるとのこと。ただし、防犯登録の解除には別途料金が掛かるようです。

⑤粗大ゴミとして自転車を自治体に引き取ってもらう
これは言わずもがな、引っ越しの期日までに間に合いません…。粗大ゴミの日は月毎に決まっていて、予約制のため断念。

以上の選択肢の中から、自転車販売専門店が最も良いように思えましたが、筆者が住んでいるところから自転車販売専門店までの距離が遠かったこともあり、直接持ち込みに行くのは大変だろう…ということで、C社が候補に残りました。

ただ、色々な予定が重なっていたので出来るだけ早く自転車を手放したいこと、防犯登録の解除は自分で行うのが最も確実で安全だろうと判断して、もう少し調べてみることに…

(ちなみに、上記A~C社の全てに買取りできるかどうか?も合わせて聞いてみたところ、買取りとしての価値は無いとのことで、引き取りになりました。)

付近のリサイクルショップに電話で問い合わせてみる

不用品引き取り業者や出張買取業者の場合、自分で持って行く手間は省けますが、電話やメール対応のためサービスや料金が分かりづらいことの不安や、予約を取ることから始まるため、引っ越しの期日に間に合わせるには近場での直接持ち込みが一番手っ取り早いだろう、と思い立ちました。

調べてみると筆者が住む地域の周りにはリサイクルショップが多くありました。全国に展開しているところや、個人で経営されているところなど…

ただ、付近のリサイクルショップにはあまり足を運んだことがないこともあり、Googleマップなどを活用して記載された写真などから自転車の買取や販売もやっていそうなところをピックアップ。

自転車を取り扱っている店舗なら需要もあるので、もしかしたら売却することができるかも知れない、と。

最初に電話したのは一番近い個人経営らしいリサイクルショップでしたが、お客対応で忙しいのか電話が繋がらず…

2番目に電話したのは有名な2nd STREETです。公式のサイトで調べた結果、自転車を取り扱っている店舗もあるとのことで、問い合わせてみることに。

2nd STREET公式のサイトに付近の店舗のサーチ機能があったので、カテゴリーから自転車を取り扱っている店舗にチェックを入れ、サーチしてみると、いくつかヒットしました。

その中で住んでいる場所から一番近い店舗に直接問い合わせ。電話が繋がり自転車の取り扱いについて聞いてみると、その店舗ではできないとのこと。(カテゴリーにチェックを入れた意味…!)

しかし、対応してくれたお姉さんが有難いことに他の付近の2nd STREETで自転車を取り扱っている店舗を教えてくださいました。

もう少し付近のリサイクルショップに電話で問い合わせてみても良かったのですが、引っ越しの準備をしながらの引き取り先探しだったので早く手放したい思いでここで精魂尽きました…

やっと自転車を売却することに…!

さてさて、長らくお待たせしましたが無事警察署で抹消登録を終えたあと、電話でお姉さんに教えていただいた2nd STREETの店舗まで友人と足を運びました。

店内に入ると、入口のすぐそばに早速自転車が陳列…!これは期待できそう。

売却カウンターで自転車を売りたい旨を伝え、自転車の鍵、自転車の保証書、抹消登録カード控などを全て店員さんにお渡し、査定を行ってもらえるとのことで直ぐに番号札を渡されました。

友人と2人でブラブラと店内を見回り、友人に買取り額の予想を聞かれたりしながら、査定が終わるのを待っていました。

ちなみに友人の予想は「3000円」、筆者は「500円」でした。
(もう色々と調べ尽くした後で疲れていたので、引き取ってもらえたらそれで良かった…。)

査定が終わり番号札の順番で呼ばれたため、再び買取りカウンターへ。
査定額はなんと「3500円」でした!この買取り額が高いか安いかは人それぞれですが、筆者は(予想よりも高く買い取ってくれたなぁ…)と内心思っておりましたので、満足です。

その後双方の同意の元タブレットに住所や電話番号などを記入し、無事売却が終了。

やっとの思いで自転車を手放すことが出来ました。付き合ってくれた友人に本当に感謝です。その後2人でご飯を食べに行きました。
(もうしばらく自転車は購入しないでしょう…。)

最後に…

色々調べた結果、売却時に実践したこと(気をつけたこと)は…
■出来るだけ自転車を綺麗な状態にする
■必要な手続きを全て終える(防犯登録の解除や抹消登録カード控を受け取る)
■自転車の鍵や、保証書などを全て持参する

鍵は、購入時に2つ頂いたのを2つとも失くさずに保管していたので、それも査定額に影響があったのか?は分かりませんが…少なくとも保証書は購入時期などの証明にもなるので、あった方が有利だと思います。

そして、今回私が売却した自転車は普通の一般的な自転車でしたが、電動自転車やロードバイクなどの高価なものはしっかりと価値が査定される「自転車販売専門店」などを選んで売却した方が良いかも知れません。(が…場合によってはそれが裏目に出るかも知れません。)

結局のところ、査定額に影響するのはお店側のニーズに応えられるような品か?ということだと思うので、通常のリサイクルショップにも直接足を運んで自転車を取り扱っている店舗がどうか?需要が存在するかどうか?をよく確認することが重要だと感じました。

時間に余裕のある方や車をお持ちの方なら、買取りの見積もりはどのリサイクルショップでも無償で行ってくれると思いますので、いくつか違う店舗まで行って御自身で査定額を比較してみても良いかと思います。

またネットに慣れている方なら、ヤフオクやメルカリなどで売却することを検討してみるのも良いかも知れません。

まさか、自転車を手放すのにこんなに労力を要するなんて…(;・∀・)
(自転車を直接持って行く手間はありますが、最初から近場で調べていれば良かったかも…!)
何はともあれ、無事引っ越しの期日にも間に合って良かったです。

さて、長くなりましたがこれにて私の自転車売却までの体験レポートは終了したいと思います。この記事が誰かの助けになれば幸いです。ここまで読んでくださって、ありがとうございました!

(サムネイル画像引用:PixabayFree-Photos様より)