皆さんこんにちは。
もうそろそろ雨季が迫り、毎朝の髪のセットに悩む時期になりましたね。
特にくせ毛の方は、美容院での縮毛矯正を考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は私が何年も実践している”自分で行う”縮毛矯正の方法を紹介いたします。
合わせてセルフ縮毛矯正に必要なアイテムや、失敗しないためのコツなどをご紹介致します。
セルフ縮毛矯正の前に読んでいただきたいこと
縮毛矯正は美容院で行うと、3時間程かかりますよね。
美容院の雰囲気が苦手という方は、それだけの間美容院に居るだけでも、ドッと気疲れしてしまうこともあるのではないでしょうか。
もしプロが行うような縮毛矯正を自分で施術することが出来るなら、いくつかのメリットが出来ます。
1つ目は先程のように美容院で気疲れしてしまう負担がなくなること、2つ目は面倒な予約をすることもなく思い立った日に実行出来ること、3つ目は美容院代が浮くこと、です。
プロが行うような縮毛矯正を、自分で行うのは怖いという方もいらっしゃると思いますが、注意点を押さえていれば滅多に失敗することはありません。
実際私は何年も自分自身での縮毛矯正を行っていますが、初回からきちんと手順や注意点を守っていたので、失敗したことはありません。
そして慣れていけば施術が早くなるだけでなく自分の髪質のことや、薬剤による髪への負担の減らし方などを把握することが出来るので、美容院で行うよりもストレスなく施術することが出来ます。
それでも怖い、という方はやはり美容院での縮毛矯正をオススメします。
セルフでの縮毛矯正は市販で売られているストレートパーマ剤と違い、プロが使用する薬剤を用いるので、プロと同様の手順が必要です。
慣れて行けばとても簡単ですが、時間もコツも必要なので根気がある方や丁寧に施術できる方、飽きっぽくない方にセルフ縮毛矯正はオススメです。
どうしても心配がある方は失敗して後悔しないためにも、ぜひ美容院で行ってくださいね。
セルフでの縮毛矯正の失敗は、全て自己責任となります。
それらを踏まえた上で、実践したい方のための方法となります。
縮毛矯正とは?ストレートパーマと何が違うの?
ストレートパーマは簡単に説明すると、一度かけたパーマを元のストレートヘアに戻すためのものです。
元々の地毛がストレート(またはあまり癖が強くない)の方で、ボリュームを少し抑えたいという方や、上述したようにパーマヘアをストレートヘアに戻すのには向いていますが、元々がくせ毛で、さらさらのストレートヘアにしたい!という方にはオススメできません。
ストレートパーマでの仕上がりの印象としては、全体的にボリュームを抑えた感じになりますが、元々の髪がくせ毛である場合は、その癖が仕上がりに残るものになります。
また効果の持続時間も短く、個人の髪質にもよりますが2~3ヶ月程度で元の髪の状態に戻ってしまいます。よってあまり髪の癖が強くない、またはくせ毛であっても元の癖を生かしつつ少しだけボリュームを抑えて髪を落ち着かせたい、という場合はストレートパーマが良いかも知れません。
ですが注意点として、髪の癖が強めな方はあまりストレートパーマでの効果が感じられず、効果を感じてもストレートパーマを当てた2,3日程度だったり、人によってはただ髪が傷んだだけでむしろ(傷んだことによって)元々より癖が強くボリュームも増したような気がする…という失敗例もあります。
(かくいう私も、そうなった経験があります…。)
一方縮毛矯正は薬剤で軟化した髪にストレートアイロンを用いて熱を与え、その形状を髪に記憶させることでさらさらでツヤのあるストレートヘアを半永久的に保つことができるのが特徴です。
ストレートパーマとの違いとしては、ストレートアイロンを用いることと、美容院での料金が高くなること、施術時間が長くなることなどが挙げられます。
御自身の髪の性質や状態を理解するのには経験が必要で、初めはなにが自分の髪に合っているのか分かりづらいとは思いますが、美容師の方に相談してみたり、もし身近に自分と同じ髪質の方がいらっしゃれば(特にご家族や親せきなどは似た髪質だと思います。)、その方に相談してみるのもいいかも知れません。
サロンで行う場合であっても、そのサロンで用いられている技術や薬剤によって仕上がりや髪への負担が違うと思いますので、そのサロンの口コミや施術内容を確認することも必要です。
私自身、いくつかのサロンで縮毛矯正を行いましたが、納得のいく仕上がりになったのは1店舗だけでした。
特に初めて施術する方は、じっくりと検討される時間を持つのをオススメします。
セルフ縮毛矯正に必要なアイテム
さて、それでは縮毛矯正を行うために必要なアイテムを紹介していきたいと思います。
絶対に用意するもの
・縮毛矯正剤
・コーム、櫛
・ラップ
・ゴム手袋、またはビニール手袋
・ケープ、イヤーキャップ
・1剤と2剤を入れる容器
・ドライヤー
・ストレートアイロン
・バスタオル
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*失敗や髪への負担を減らすために用意してほしいもの
・前後処理剤
・縮毛矯正後の洗い流さないトリートメント
・ヘアクリップ、ヘアゴム(髪の量が多い方)
・刷毛
*これらは絶対に必要とは言いませんが、失敗や髪への負担などを減らすために用意することを筆者はオススメします。
★それでは、それぞれのアイテムについて説明していきたいと思います。
①縮毛矯正剤
いくつかのメーカー様からサロン専売品の縮毛矯正剤が販売されています。
私が使用したことがあるのは以下のものです。
Refine ストレートH プラス
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業務用 縮毛矯正剤 リファイン ストレートHプラス ベリーショート 各40g×2セット c2pc0p2 価格:2,786円 |
こちらはトリートメントのような縮毛矯正剤と謳われているもので、髪への負担を減らしたい方にオススメです。40gのものが1剤と2剤、各2つずつ入っています。セミロング~ロングの方はこちらがオススメです。またチューブ型なので薬剤が出しやすいです。
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業務用 縮毛矯正剤 リファイン ストレートHプラス 前髪・部分用 各40g×1セット c2pc0p2 価格:1,728円 |
(※)先程と同様のものです。髪の毛が短い方や、前髪だけ施術したい場合にオススメです。少し価額が安くなります。ロングヘアーの方は薬剤の量が足りないかも知れません。
ミルボン リシオ アテンジェ
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ミルボン リシオ アテンジェ 縮毛矯正剤1剤 400g 2剤 800g (増量)セット N・H・SH 種 (即納) 業務用 【送料無料】 【TIME】 【tmm】(在庫限り) 価格:5,184円 |
ヘアケア業界で名が高いミルボンの縮毛矯正剤です。価額は高めですが、1剤が400g、2剤が800gと容量がかなり多いです。またN(ノーマル)、H(ハード)、SH(スーパーハード)の中から髪質に合わせて御自身で薬剤の強度を選べます。
資生堂プロフェッショナル クリスタライジングストレートα
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資生堂プロフェッショナル クリスタライジングストレートアルファ (業務用縮毛矯正剤) 1剤 2剤セット 価格:2,527円 |
資生堂から販売されている縮毛矯正剤です。1剤、2剤共に400g薬剤が入っているので、ロングヘアーの方でも容量を気にすることなく安心して使えます。こちらもN(ノーマル)とH(ハード)から薬剤の強さを選べます。
私が現在使用しているものは資生堂プロフェッショナル クリスタライジングストレートαのH(ハード)になります。ちなみに私の地毛は細い猫っ毛で、髪の長さはスーパーロングです。
1度購入すると、2,3回は施術できます。
(私は一度施術した箇所を避けて生えてきた癖毛の部分だけに薬剤を使用しているので、初めて使用される方や髪の長さによって使い切る回数に個人差があるかと思います。)
余った分は家族や友人に施術することもあります。ちなみに、後でご紹介する前後処理剤も一度の施術で使い切ることはないので、こちらも同様に家族や友人に施術する時に使えます。
ミルボンの縮毛矯正剤も量が多いのですが、個人的には2剤よりも1剤の方が多く使う印象なので、いつも2剤は余りがちです。その為スーパーロングの私は1剤と2剤が400gずつ入って、何度も施術できる資生堂の縮毛矯正剤に落ち着きました。
②コーム、櫛
目の細かいコームがオススメです。施術される前にもよく髪を梳かしておくといいです。
③ラップ
1剤を使用した後に頭にまいて薬剤の浸透率を高めるために使用します。ヘアキャップでも代用できますが、個人的にはラップの方が密閉度から効果が高いように感じます。またイヤーキャップが無い場合ラップで代用できます。施術の最中に使用するので出来ればくっつきにくく、切り取りやすいラップをオススメします。
④ゴム手袋、またはビニール手袋
薬剤を塗布する際に手に薬剤が直接付着しないために使用します。1剤、2剤共に必要なのですぐに使い捨て出来る100枚入りのものなどがオススメです。
⑤ケープ、イヤーキャップ
服や肌に薬剤が付着しないために用意してください。イヤーキャップは無ければラップなどを細かくカットしたもので耳を覆ってください。ケープはバスタオルなどで代用できますが、使い捨てできるタイプのケープの方が後の処理が楽です。
⑥1剤と2剤を入れる容器
スムーズに施術を行うために、先に薬剤を必要な分だけ容器に出して準備しておく必要があります。出来れば2つあるといいです。
⑥バスタオル
髪を乾かすために使用します。1枚でも良いですが、何度も髪を洗い流して乾かすので出来れば2枚以上用意するのをオススメします。ケープが無ければ、バスタオルでも代用できます。
⑦ストレートヘアアイロン
こちらが無ければ施術できません。1剤で軟化している髪を熱でストレートに形状記憶させるために必要です。できればアイロンの温度が最低でも170度以上になるのものがオススメです。
(もし癖があまり強くない方で自然なストレートにしたい場合は、ドライヤーでも代用できます。ブローするように施術することで、自然な仕上がりになります。一応手順の方にドライヤーでの縮毛矯正法も記載しますが、あくまでストレートヘアアイロンを用意されている前提で今回は記事を書いています。)
⑧ドライヤー
こちらも必須です。髪を乾かすとき、また1剤を塗布し髪をラップで巻いたあとに薬剤の浸透率を高めるために熱を当てる場合にも使用します。
②~⑤は100均でも用意できるアイテムなので、チェックしてみてくださいね。
*以下は、失敗や髪への負担を減らすために用意してほしいアイテムの説明です。
①前後処理剤
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前後処理剤セット 前処理剤 CERAMIA セラミア 100ml&後処理剤 PH.CONTROL-BF 15ml 業務用 価格:1,620円 |
私は自分で縮毛矯正を行う時は必ず、こちらのセラミアの前後処理剤を使用しています。前後処理剤があるのとないのとでは、私自身はやはり併用した方が髪の傷みが少なく感じます。余った前後処理剤はその後のデイケアにも使用できます。
②縮毛矯正後の洗い流さないトリートメント
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ミルボン ディーセス エルジューダ MO 120ml 洗い流さないトリートメント 価格:1,749円 |
縮毛矯正後はとても髪がダメージを受けているので、洗い流さないトリートメントがオススメです。(前後処理剤を購入している方は、洗い流さないトリートメントも含まれているので用意しなくても大丈夫です。)私はこちらのミルボンのヘアオイルを使用しています。香りも良く、ベタつかないので気に入っています。
普段のデイケアでも洗い流さないトリートメントをすることで、縮毛矯正後の髪を長持ちさせられるので出来れば普段使いを推奨します。
③ヘアクリップ、ヘアゴム
無くてもいいのですが、髪の量が多い方や初めて施術する方は薬剤の塗布箇所も多いため、ヘアクリップやヘアゴムを使って髪を各ブロックに分ける(ブロッキング)ことでスムーズに薬剤を塗布することが出来ます。
④刷毛
私は最初の頃、刷毛(ハケ)を使っていたのですが時間が掛かってしまうので、手袋を装着して一気に塗っています。ですが、刷毛は細かいところにも薬剤を塗布することが出来たり、均一に薬剤を塗れるなどのメリットがあります。コームと刷毛が一体になったものもありますので、探してみるのもいいかも知れません。
美容院では薬剤を塗布する時、ほとんどの場合2~3人で刷毛を用いて塗布されるかと思いますが、セルフでの縮毛矯正は”一人で行う”前提なので、よくシミュレーションをして必要だと思えば用意されてくださいね。一応、用意しておけば困らないので心配性の方は用意された方が良いかも知れません。
*こちらの③、④も100均で見つけることが出来ます。お時間のある方は探してみてください。
以上でセルフ縮毛矯正に必要なものの全てを紹介しましたが、ケープや刷毛などがセットになったスターターキットなどもあるので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。
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縮毛矯正やヘアカラー用スターターキット 5点セット(刷毛・専用カップ・専用クロス・耳カバー・手袋) 価格:756円 |
そして、縮毛矯正は涼しく、湿気の少ない環境で行うのを推奨します。
(汗をかいたり湿気を含むとせっかく形状記憶した髪が元に戻ってしまうため。)
出来れば雨の日を避けて、涼しい部屋で行ってくださいね。
セルフ縮毛矯正の手順
縮毛矯正を行う準備はできましたか?
それではいよいよ手順と失敗しないコツをご紹介したいと思います。
①髪の毛を梳かし、シャンプーで髪の毛を洗ったあと、前処理剤を髪全体にスプレーして髪をよく乾かす。
シャンプーのあとはコンディショナーや洗い流すトリートメントなどは一切髪につけません。もし直前の髪の状態が整髪剤などを使用しているのであれば、そちらもよく洗い流して髪の毛を”素の状態”にしてください。
前処理剤がある方は、髪にドライヤーをあてる前に濡れた髪全体に前処理剤をスプレーしてから、コームなどで梳かしながら(ブローするように)ドライヤーでよく乾かしてください。
②1剤を髪に塗布する
ここはスピードが大事です!丁寧に行いつつ、髪の毛が傷まないよう素早く”ストレートにしたい部分”に薬剤を塗布していきます。
髪の量が多い方やロングヘアーの方は直前にブロッキングしておくとスムーズです。また1剤を塗布する前にイヤーキャップやケープ、手袋を装着してくださいね。(2剤の場合も同様です。)
1剤を容器に出し、刷毛やコーム、ラップなどがすぐに手に届く範囲にあるかどうか確認してください。
髪に塗布する順番としては、根元から塗り一番傷みやすい毛先は最後に塗ります。
また、以前にも縮毛矯正を行った箇所は既に矯正されていますので、避けて薬剤を塗布してくださいね。
もし繰り返し同じ部分に施術を行ってしまうと髪の毛が切れてしまったり、「ビビリ毛(髪の組織が死滅し、パサついて広がってしまうこと)」などの原因になりますので、気を付けてください。
③1剤を塗布した髪をラップで巻く
ラップで保湿し、1剤の浸透力を高めます。髪の毛が多い方、長い方は1度で巻こうとせず、数回に分けて綺麗に全体をラップで覆ってください。
また、何回か縮毛矯正を行っている方で薬剤を塗布していない部分がある方はそこはラップで覆わなくても構いません。
④1剤が髪に浸透し、軟化するのを待つ
軟化するまでの待ち時間は薬剤の種類や個人の髪質によって様々です。
購入した縮毛矯正剤の説明をよく読み、御自身の待ち時間を決めてくださいね。
私の場合は大体15分程ですが、軟化チェックをすることで薬剤が浸透したかどうか確かめることも出来ます。
軟化チェックの方法は、指先(コームの柄などでもいいです)にくるくると髪の毛を巻き付け、手を離します。その髪の毛が指先からほどけず巻き付いた状態であれば髪の毛が軟化している状態です。
髪の毛の傷みがひどい方は、多少軟化してないないかな?と感じても長時間1剤を塗布したまま髪の毛を放置するのは止めてくださいね。
必ず多くても20分ほどで1剤の待ち時間は終了してください。
⑤1剤を洗い流し、よく乾かす
1剤をぬめりが無くなるまで洗い流します。
この時も洗い流した後の濡れた髪に前処理剤がある方はよくスプレーしてください。
髪の毛をしっかりと乾かし、その間にストレートヘアアイロンの温度を上げて温めておきます。
⑥ストレートヘアアイロンで髪の毛をストレートにする
この工程はどれだけ時間をかけてもいいので、「とにかく丁寧にしっかりとストレートにする」ことを意識して行ってください。
また癖がそこまで強くない方や、仕上がりをナチュラルにしたい方はドライヤーでブローするようにストレートにしてもいいです。
髪の量が多い方やロングヘアーの方はブロッキングをしたりして少しずつ丁寧にストレートにしていってください。
くせの強い生え際や前髪を中心に、上から下へと髪をストレートに矯正していきます。毛先はロングヘアーの方であれば重さでストレートになったりもしますので、あまり熱を与え過ぎずに。髪のくせや痛み度合によってヘアアイロンのあて方を変えてくださいね。
特に髪の癖が強い箇所(生え際や前髪)は一度伸ばしただけで終わるのではなく、何度か熱を与えてしっかりとストレートにすることが失敗しないコツです。
この時のヘアアイロンの温度は私の場合は170~180度で行っています。(私の髪質は細い猫っ毛です。)
ヘアアイロンの温度は髪質や髪の傷み具合で変わりますので、御自身で髪をしっかりとストレートにできる温度、をよく見極めてください。熱が少し高過ぎたかな?と感じたら下げたりするなど調節してくださいね。
また髪全体をよく見て、変な風にヘアアイロンの癖がついている箇所はないか?うねりなどがなく自然に伸ばせているか?もよく確認してください。特に耳の後ろや生え際、後頭部などは伸ばし残しがよく起こるので、しっかりとチェックしてくださいね。
ここが一番時間が掛かる重要なポイントなので、とにかく丁寧に時間をかけて行ってください。
⑦しっかりと髪をストレートに出来たら、2剤を塗布する
さて、しっかりと髪全体をストレートに出来ましたか?
生え際や前髪など癖の強いところや、耳の後ろ、後頭部などの伸ばし残しはないですか?
確認できた方は矯正した髪を形状記憶させるために、2剤を塗布していきましょう。2剤の場合は1剤の時ほどは神経質にならず、なんとなく全体に均一に塗れれば大丈夫です。
所要時間も、1剤を塗る時より2剤を塗る時の方が短くなるかと思います。
2剤を塗布した後は、ラップで覆う必要はありません。そのままの状態で約5~10分ほど待ちましょう。大体どの縮毛矯正剤も2剤の待ち時間は5~10分程度だと思いますが、こちらも一応、購入された縮毛矯正剤の説明に記載された待ち時間を参考にされてくださいね。
私の場合は、いつも6,7分ほど待ち時間を設けています。
⑧2剤をしっかりと洗い流す
2剤の待ち時間を過ぎたら、直ぐにシャワーで2剤を洗い流してください。こちらもぬめりが無くなるまでしっかりと洗い流しましょう。
その後はいつも使っているリンスやコンディショナー、洗い流すトリートメントなどでいつも通り髪をケアしてください。
⑨後処理剤やヘアオイルで仕上げる
2剤を洗い流しいつものケアが出来たら、タオルドライした髪に毛先を中心に後処理剤をつけましょう。後処理剤が無い方は、洗い流さないトリートメントやヘアオイルで代用してください。(縮毛矯正によって傷んだ髪のケアをするためです。)
後処理剤やヘアオイルを塗ったら、髪の毛をよく乾かしてください。この時も乾かしながらドライヤーでブローするように仕上げると良いです。
ここでもし少しだけ気になるハネなどが残っている方は、完全に乾かした後にアイロンでその部分を伸ばして仕上げてください。翌日までそのままの状態をキープできれば伸ばした状態で定着しハネが気にならなくなる場合もあります。
以上でセルフ縮毛矯正の手順は終了です。
セルフ縮毛矯正で失敗しないために…
では最後にセルフ縮毛矯正で失敗しないための注意点などをまとめてご紹介したいと思います。
ポイント1
涼しく、湿気の少ない環境で施術する
美容院に入ると、いつも髪や施術に対して適切な室温に調節されているのが分かるかと思います。自宅でセルフ縮毛矯正を行う時も同様に、出来れば雨の日を避け、涼しい環境で施術されると失敗が少ないかと思います。
ポイント2
前後処理剤を併用する
そんなに変わるの?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、やはり前後処理剤があったほうが髪の傷みは少なく済みます。価額もそれほど高くなく、全ての道具を揃えても美容院で施術されるよりはるかにお得だと思いますので、用意されるのをオススメ致します。
ポイント3
施術後はお風呂に入ったり、汗をかいたりするようなことを避ける
美容院で縮毛矯正を行ってもらった場合、今日はお風呂に入らないでくださいと注意を受けるかと思います。同様にセルフ縮毛矯正を行った際も24時間は髪を洗ったり汗をかくようなこと、湿気が多い場所を避けて過ごしてください。
そして出来れば1週間程度は髪を結んだりなどの跡がつくような行為も避けて過ごしてくださいね。
ポイント4
施術後、トリートメントは髪の組織内部まで浸透するようなものはしばらく避ける
これは滅多にないかと思います。通常のご自宅でできるトリートメントやリンス、コンディショナーなどは大丈夫です。
また洗い流さないトリートメントやヘアオイルなども縮毛矯正後の髪をキレイに保つために良いことなので、是非デイケアに取り入れて行ってください。
ではどんなトリートメントがダメなのか?と言いますと…
サロンで行うような3工程、5工程もある組織内部まで浸透するちょっとお高めなトリートメント、のことです。これはトリートメントの種類にもよるかと思いますが、私は縮毛矯正を受けた2日後にサロンで上記のようなトリートメントを受けて、見事に縮毛矯正をする前の髪の状態に戻ってしまったことがあります。
イメージとしては組織内部まで浸透したトリートメントの成分がせっかく縮毛矯正によって形状記憶された髪の組織に影響を与えてしまったために、ふやけて(壊されて?)元の状態にもどってしまったのだと思われます。
ですのでどうしてもこれらのトリートメントをされる方は、サロンの方によく相談されるなどをしてくださいね。
出来れば1週間程度は、このようなトリートメントは避けるのが賢明かと思われます。
最後に…
今回はセルフでの縮毛矯正の手順と、必要なアイテム、失敗しないためのコツや注意点などをご紹介致しました。
自分で縮毛矯正を何年も行っていて感じるのは、美容院での料金は技術料として本当に適切なのだな、ということです。
勿論美容院や施術される方によって自分の髪質に合う、合わないはあるのですが縮毛矯正は本当に丁寧に行う必要がある施術なので、そのように感じました。
私は以前、自分で行うのが面倒な時は信頼している美容院で縮毛矯正を行ってもらい、時間のある時や思い立った時に施術したい時は自分で行っていました。
そちらの美容院は他の美容院より縮毛矯正の料金は少し高めに設定されていましたが、納得のいく仕上がりになる美容院はいくつか他の美容院も試した結果、そこだけでした。
それだけ縮毛矯正にはそれぞれの髪質を理解して施術される腕が必要なのだと感じます。
しかし自分で行うのと、その美容院で行う縮毛矯正での仕上がりには大して差は感じていません。強いて言えば縮毛矯正だけでなくカットもしてほしい時にその美容院に行っていました。
今は引っ越しをしてその美容院にあまり通えなくなってしまったので、自分で行っています。(何度も、他の美容院での縮毛矯正に納得がいかなかった経緯があるので…^^;)
セルフ縮毛矯正でのメリットのひとつは慣れて行けばいくほど自分の髪質を理解して安心して自分の腕に任せられること、もあると思います。
ですが信頼できる美容院をすでに見つけられている方は、そちらにこれからも通われるのも全然アリだと思います…!
是非自分の髪を大事にして、さらさらのストレートヘアを楽しんでくださいね。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました♪
(サムネイル画像引用:Pixabay-Anastacia Cooper様より)